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鍼灸・指圧


中国の伝統医学の一種です。


東洋医学のツボを刺激することによって、気の流れを良くし、自己免疫力を高めます。

体調が良くなると、犬や猫でも鍼灸が大好きになります。


注射嫌いの犬や猫でも、一度鍼や指圧が気持ちいいことを知ると、嫌がらずに鍼灸を受けてくれます。
最初は週2回程度から、または飼い主さんにツボの位置をお教えしますので、飼い主さん自身が指圧をしてあげてください。

鍼療法がよく用いられるケース


関節炎・背中や腰の痛み・腱の損傷
神経系統の損傷

その他、泌尿器系、皮膚疾患、ホルモン系の異常などにも使われることがあります。

治療を受ける頻度


治療は普通、最初の1ヶ月は週1回の割合で受けるとこをお勧めします。さらに治療を受けたほうが良い場合は、治療の間隔がもっと長く延びます。
ただ、最初の3回ぐらいでそれまでの症状に改善のない場合は、それ以上続けても効果がないと思われます。

交通事故で排便ができなくなったネコちゃん


 私が鍼をしはじめたのは、たまたま東洋医学の勉強に出て、鍼のセミナーを受けた後でした。友人のネコちゃんの相談を受けたことに始まります。半年前に交通事故にあって、一命は取り戻したのですが、この頃便秘になって、後ろ脚が利かなくなってきたということです。獣医師からは「手術をしても治るかどうかわからない。」と言われた、ということで、試しに鍼をすることになりました。
 もともとそのネコちゃんは注射嫌いで、飼い主さんは「鍼なんかさせるんだろうか?」と半信半疑でしたが、1回目は身動きができないので、ネコちゃんもシブシブ打たせてくれました。2回目は私の前に出たとたん、背中を見せて大人しく鍼を打たせてくれました。その時は、ハリネズミのようになっていました。
 3回目になると、逃げ回って(元気になった証拠でしょうか?)数本しか打たせてくれませんでした。4回目には棚の上に逃げ回っていたので、十分回復したとして、鍼は打ちませんでした。
 そのネコちゃんは屋根の上でスズメを捕るぐらい元気になったそうです。